あっという間に建ってしまった八角柱でしたが、
そこからが「空」
まったくタイルがはめ込めない
というのが何年も続きました。
巨大な八角柱の壁に向かって
仮に2022年のタイルを目の前に貼ってみます。
さて、2021年は向かってどちら側に貼るのが正解?
いやいや
そもそも過去は上に貼られているのか
下に貼られているのか?
岡本太郎の太陽の塔や
あるいは、私の住む県内にある恐竜博物館のように
過去は地上から、
という発想を何度もシミュレーションしてみた。
八角柱の前にたつと西暦以外何も書かれていない
そんなタイルが1千枚ぐらい続いた
私は歴史教科が万年赤点で、今現在も何も進歩がない。
上空彼方に近代史の情報がタイルに書かれているのを
下から眺めている。
もちろん、頭の中にいるのだから
魔法のじゅうたんを呼ぶのは簡単なこと
それが毎回となると、さすがにイライラして
八角柱の前に立ったら現在の西暦が目の前来るように
思考をたてなおしてみた。
過去が下にあると地面を掘るための
工事費大変だな~とこの時点で思ってしまった。
どうしても、歴史が奏でるメロディーを体感したい思いは
現実的に建てることを夢みていたわけです。
何度か繰り返し思考して
情報の軽い過去が上
情報が密になる近代が下
と決定しました。
過去のタイルは向かってどちら側?
過去は、
向かって右側なのか、それとも左側?
アナログの時計をみれば右回り
過去は右側に置いてくる物?
北半球に住んでいる影響らしいですが
日時計も右回り。
何度か思考を繰り返し
2022年のタイルに向かって
右側に2021年を張ることに決めました。
次は八角柱の角に何年を貼るかという思考
幸いなことに
気功研究家であり歴史波動研究家の
五島秀一氏の本に数字を見つけたのが
おおきなヒントとなっています。
これがなかったら、「園」も生まれなかったし
頭の中に八角柱も建たなかったのだけれども
数字入りの二次元の表は
2011年を境にマイナスに転じている。
これを、三次元に置き換えて
八角柱に巻いていくと
2011年は角に張られる
2011年の真上には1931年のタイルが張られる
十年おきに角があるので
1931年から1940年までのタイルと
2011年から2020年までのタイルが
向かって左側の平面に貼られているのが
確認できる。
20年は長い
四季をもう少し区切って八季にまで広げていくしかない
頭の容量が少ないので本当は広げたくない
でも20年は長いので仕方がない
仮に立冬・冬至・立春という順番だとすると
2011年は立冬なのか・冬至なのか
これがずいぶん悩んだところです。
いや、
暑さ寒さも彼岸までというのだから
2011年は秋分という可能性もゼロではない
願わくば春が遠のくこの思考は除外したい
と考えました。
1951年からの日本の復帰
1960年代の平和的成長期
まさしく寒さ暑さも彼岸まで
老若男女、恋に明け暮れ人口が増えたこの頃
春も真っ只中。
最終的には2011年は立冬と確定いたしました。
自分の中の建物の設計の組立なので
みなさんの組立ては
自由になさってくださいね。
さあこのぶんなら、立春まで10年を切りました。
花屋に働いていたわたしには、
しばれる身体をさすりながらでも
じっとはしていられない季節となりました。
春に蒔く種を食べてはいけない
蒔いた種を育てるための道具の準備は順調だろうか
気が付くのが遅かった分を取り返すのは今以外にない
八角柱に話を戻しましょう
タイルには色をほんのりつけましょう
立春からのタイルには
薄いパステルカラーの色を入れましょう
あんご 富遊